少し更新に間が空いてしまいましたが、ここ最近は出張したり新規事業の準備をしたりと、個人的にはわりと慌しい毎日を送っておりました。
まぁ、出張してても記事は更新できるわけで完全な言い訳ですね、ハイ。
そうこうしているうちにSESの営業にとって大変な3月末が来てしまったので、久々に記事でも書いてみようかと思った次第です。
SESは3月末が鬼門
SES契約はSIer各社が決算の時期に契約の節目を迎えることが多いのです。そのため、多くのエンジニアが現場から上がってきてしまうため、待機リスクが高まります。
SESの営業にとっては勝負の時期になります
そんなわけで3月末は大手SI企業のほとんどが決算なので、来月の4月から新しい予算となるため注文書も3月末までになってたりするんですよね。
そういう事情もあって、この時期は3月末終了の要員情報がいたるところから流れてきているのではないでしょうか。
普通は1ヶ月前には契約更新について通知してくれて、イレギュラーな退場の場合でも昔は単価保証とかあったんですが、最近は突然バッサリみたいなのもありますし営業にとってはドキドキする時期なんじゃないですかね。
自分のところにもJava、PHP、Rubyと、普段動きが無さそうな技術者も上がってきたりしていて、結構SESの動きが活発になっているなぁと感じます。
幸いにもウチのプロパーについては、全員が4月以降も稼動が決まっているのでとりあえず営業的には一安心してます。
4月になるとSES市場はどうなる?
4月以降は各社ともに新卒が入ってくるので、これまで外注に振っていた案件を内部で回すようになったり、新卒でもできるロースキルな仕事なんかも徐々に減っていきます。
そして5月にはGWがあるので、その辺になるとSESの動きもまったりするというのがこれまでの例年の状況でした。
それに加えて2014年は消費税が5%から8%にあがるなどの外的要因もあるので(2019年には10%に上がっちゃいましたね)、外注費の削減とか新規開発の縮小とか、その辺のリスクも考えながらSES事業をやっている各社は判断していかないといけないのです。
自分のこれまでの経験則だと4月に入って1、2週目くらいまではまだなんとかなるかなという感じで、4月の後半から5月初旬のGW明けくらいまでがSESの動きが鈍ってしまうので中々決めづらい時期になります。
稼働待機状態を作ってしまうことは営業にとっても精神的に良くないですし、もちろんエンジニアにも不安を与えてしまうので大きなリスクになります。
営業は待機にならないように、どの仕事よりも最優先で進めていかなければなりません
エンジニアの稼動が空きそうな場合は?
以前の面談が決まりにくい時の記事にも書きましたが、やっぱり色んな協力会社に連絡を取ってみた方が良いと思います。
4月以降の稼動を確定させてヒマになっている会社もありますし、最近はパートナー稼動に力を入れだした会社も増えたので、結構みんな動いてくれると思います。
決まらないエンジニアは資格取得なども視野に
あとは予算の都合もあるかと思いますが、決まりにくい=スキルが無いということであれば、稼働が空いてしまったタイミングで、思い切って技術研修を受けさせるというのも手だと思います。
今は助成金を使った研修なんかもありますし、OracleやCiscoなんかのベンダー資格を取ってもらって1、2ヶ月空けてもいいから単価を5万上げていく、みたいな戦略もアリなんじゃないかと思います。
また、いざという時のために稼働しているエンジニアのスキルシートを更新しておくと、すぐに営業活動を始めることができるので、エンジニアのフォローついでに忘れずにやっておきたいところではありますね。
プロジェクト状況とかも分かれば、ある程度は退場リスクも把握することができるはずです
現場がめっちゃ暇でやることないですとか言ってたら、契約が切れる可能性も高いです
いずれにせよSESの営業にとってはこの1週間が踏ん張りどきだと思うので、引き続き頑張っていきましょう!
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