中小のSES企業では営業が採用担当を兼任してたりしますよね。
エンジニアを面接したり、時には新人の営業候補を面接したりなんかもすると思うんですが、この経験って客観的に見てかなり重要なことだと思うんですよ。
もし、採用面接に関わることがない営業の人でも、面接に同席させてもらったりして近くで見てエンジニア採用のやり方を学ぶと良いかもしれません。
営業もエンジニア採用に関わるポジションに就こう
僕は元々は異業種の営業から転職したんですが、SES業界に入ってわりと早い段階で採用面接も担当するようになったんですよね。
それまで面接って受ける側のイメージしかなかったんですが、「面接をする側」の経験を若いうちから積めるのはSES企業のメリットなのかもしれません。
特に、エンジニア採用って上手くいっていない企業が多くて、伸びている会社は社長が直接採用をしていたり、めちゃくちゃ優秀な人事がいるイメージがあります。
求職者に会社の魅力を伝えたり入社後のイメージを持ってもらうには、話の持っていき方が大切で、ある意味では営業に近い仕事だと思うんですよね。
採用にも「営業力が必要」なんて言われることもあります。営業成績が良い人を人事に配置する企業もあるようですね。
エンジニアの採用がSES事業の要となる
SES事業においては稼働人数がそのまま売上に直結するため、エンジニア採用というポジションは非常に重要な役割を担っています。
そのため、採用が上手くいかないと事業を伸ばすことができず会社は停滞します。
SESの売上って結局のところ、いかに人数を減らさずに新規のエンジニア稼働を増やしていけるかっていう単純なロジックしかないんですよね。
なので純粋にプロパーで売上を伸ばそうと思ったら、必然的にエンジニアの採用が事業の要になるわけなんです。
エンジニアの採用は難しい?方向性と戦略が必要
上場している企業や名前が知られているような成長企業でも、エンジニアの採用には苦戦しているはずです。
ましてや中小のSES企業はネームバリューもなく、他社との優位性も打ち出しにくいですし、さらには客先常駐なわけじゃないですか。
そういった中でエンジニアを採用していくには、待遇面でアピールするのか、将来のビジョンに共感してもらうのか、そもそもの採用ターゲットを絞るのかなど大枠の方向性と採用戦略が必要になってきます。
また、採用予算をかけすぎると稼働後にペイするまでの時間がかかり、それ自体が事業リスクにもなってしまいます。
SESでエンジニア採用を担当すると、こういった環境下でもエンジニアの数を増やしていくことがミッションとなるため、大変な仕事ではありますが貴重な経験を積むことができるはずです。
SES営業はエンジニア採用を経験するべき
ここで僕のキャリアの話をさせてもらうと、最初に営業を経験してからSESで起業したんですけど、エンジニアの採用に携わっていた経験が起業後にめちゃくちゃ役立ちました。
特に創業時は何も実績がなかったので、面接は社長の思いを伝えるしかないんですよね。
また、SESの営業が他社の人事に転職するパターンなんかもあると思うんですが、そういう時も「こんな採用ターゲットに対して採用単価◯◯円で◯名採用した実績があります」なんて説明できると強いですよね。
エンジニアのフォローをしたり、キャリアの相談にのったりする中で、エンジニア採用にも関わることで、自分自身の成長にも繋がるのではないかと思っています。
面接に関わることができないような立ち位置の人でも、SES営業に直結する部分でもあるわけで、エンジニアの採用戦略については積極的に絡んでいくべきでしょう。
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